■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に
年の瀬





-12月30日-
 一昨日は2時間目の授業のあと研究室の大掃除。ワックスがけをしました。年末恒例、もっともイヤなシラバス登録もすませました。まったくこれほど精神衛生上よくない作業はありません。これで今年の仕事おさめ。昨日は自宅床掃除など。各地から大雪の便り。NHKは相変わらず「年末年始をふるさとや行楽地ですごす人たちの帰省ラッシュ」という不正確なフレーズを繰り返しています。ともあれ、今年もそこそこ元気で年の瀬を迎えました。感謝、感謝!
情報化の闇②






-12月28日-
 続けて書けば、炎上必至の暴露ネタなどは放っておいても拡散するわけですから、結局のところ現代社会におけるその選択の根拠はオモシロソウ、ウケルカモ、ミンナガヤッテル・・というたぐいの価値判断にもとづく意思決定だということになります。ならばそういう心性を利用して一儲けしようと考える連中が出るのも必定。欲望を金に換えるのはけしからんとマルクスは怒ったのですが、欲望はおろか人間の劣情を肥大化させて金を稼ぐのはまさに末期的所業。AIが進歩すると大変なことに・・というホーキング博士の予言が不気味です。
情報化の闇①





-12月27日-
 授業科目のページに「お知らせ」を記入すると受講生全員にそれがメール配信されるという便利なシステムがあるのですが、これがほとんど機能していません。そもそも学生が見ない。困って、何人かに「見ろよ」という注意をLINEで流してもらいそれが「拡散」するのを期待したのですが、これもさっぱり。いくらシステムが発達しても、見る見ない、伝える伝えないは人間の選択次第。問題は、その選択が熟慮や常識にしたがってなされるのでは「ない」という点です。
集中講義後半





-12月25日-
 一昨日、前記のトラブル処理もそこそこに午後鳴門へ。集中講義の後半です。夕食は2回とも懐かしい「桃仙」の中華、朝食は2回ともホテルの和食でした。昨日午前は近現代史の、午後は教育そのものの常識的な言説を粉砕する内容、今日午前は知識論、授業論の常識的な言説を粉砕する内容でした。午後、テストをしておしまい。昨日同様、金野先生にお世話になってボルボにのせてもらい島脱出。帰宅すると坂井満先生から歳暮の湯豆腐。早速賞味。
トラブル






-12月23日-
 宝塚小学校の同窓会幹事があたっているので、2月の「ふぐ大会」の手配をして今日一斉に案内メールを出したのですが、ほどなく「大量にメールを出したのは怪しい」と送信拒否の連絡が来ました。簡単な文章でたった23通なのですが、ひっかかったみたい。「お心当たりのない人は~」ということでパスワードその他の設定変更をしろという指示なのですが、「お心当たりのある」場合についての記載なし。電話で問い合わせたら、結局同じような操作をしないといけないとか。安全のためとは言え面倒。結局同窓会の案内は別の方法に。
ローラ発言






-12月21日-
 タレントのローラさんが「辺野古の美しい海を埋め立てるなんて・・」と投稿したのがきっかけで基地反対署名(クリック式)が激増。芸能人が政治的発言をしたとして「勇気がある」「いやマズイのでは」と賛否両論。小欄に言わせれば前提が間違っていて、あれは政治的発言ではなく彼女個人の感情的発言にすぎません。環境保全は確かに重要ですが、一方で極東の安全保障、日米同盟の歴史、沖縄の立ち位置、国際情勢などを深慮遠謀してなすのが本来の政治的発言というもの。タレントの感情的発言で署名が増える・・。危ないですね。
懐かしがられる有難さ





-12月19日-
 今回は4日間の集中講義が2日ずつ2回という変則的な開講。昨日はその前半の一日目。事務への土産とどけ、教務手続き、猫への挨拶などで休み時間というもののほとんど休みなし。夜は西條内科のご夫妻と久しぶりに「永代」の懐石料理。じつに手の込んだ芸術品でした。今日もなんだかんだで休み時間はつぶれてしまいました。尾崎先生はじめ学内ですれちがった多くの先生方、事務の人がみんな懐かしそうに声をかけてくれたのがありがたかったです。
パールハーバー新企画






-12月17日-
 今日の2年生の授業は実践検討の3回目。中島さんの「ストップ・パールハーバー」です。これまでは単にビデオを見せて感想文を書かせたりというだけだったのですが、パールハーバーを知らない学生も多いので、まずはハワイ案内。ワイキキの海岸やアリゾナメモリアルの風景を楽しんでもらったあとで授業ビデオ。そして終了後は「反戦教育」と「避戦教育」の対比表を出して実践の意義を解説しました。14:20ごろ終了。諸手続きなどをすませて15:11の急行で難波に急ぎました。幸い一つ早い15:50のバスに乗れたので鳴門着17:45。
集中しない集中講義






12月15日-
 昨日午後は、年賀状の宛名印刷と来週の集中講義の資料作りで大忙しでした。やらなくてもいいパワポの修正にいまだ余念なしです(笑)。鳴教大のこの時期の集中は4日ずつ2本で8日間の設定なのですが、3日目から6日目までの4日間に授業を設定した無茶な人がいて、しかも結構受講生ウケする分野だったものですから、結果的に自由な選択が難しい状況が発生してしまいました。小欄はアッタマにきたので、1日目、2日目、7日目、8日目に開講。事態は容認できませんが、2回に分けて鳴門2往復というのも、まあ悪くはないか。
喜ぶ人






-12月13日-
 某附属小の先生が学会で「平和教育」に関する実践発表をしたのですが、その資料に、GTの発言として「戦争をして喜ぶ人間はいない」とありました。大嘘です。喜ぶ人がたくさんいるからこそ有史以来、人間は戦争をやめはしなかった。凱旋門しかり、各国の独立記念塔しかり。勝てば英雄は歓喜の声をもって迎えられ民衆は勝利に酔いました。もちろん、戦争で悲惨な人生を余儀なくされた人々も一方に多数いました。その光と影の両方を教えてこそ教育なのに、「歴史の事実に目をそむける」ような実践、相変わらず後を絶ちませんね。
質問と発問





-12月11日-
 知らないことを尋ねるのが質問、知っているのにわざと尋ねるのが発問‥、授業研究の常識です。先日、国会の代表質問を見ていてびっくりしました。野党が某大臣の見識のなさを糺しているのですが、これが質問ではなく発問なのです。なら「代表発問」と看板を掛け変えなければなりません。いやそれよりなにより、大臣の不見識を問うのなら議事が終わったあとで廊下でこっそりやってほしいもの。貴重な税金使ってパフォーマンスばかりされてはたまりません。
田中先生を囲んで





-12月9日-
 続けて今日は神戸・三宮で大学の田中Gの同窓会。教官と学生の親睦を目的として教養部に設けられたGの最大のメリットは学部横断的な集まりだったことで、このおかげで工学部、経済学部などにも友人ができました。1期生を中心に4期生まで30人強が集まりました。みんなもう「いい年」なんですが、宴が進むにつれて出てくるのは、本人も忘れていたような学生時代の武勇伝その他いろいろ。50年たっても、ヘンなことは結構覚えているものなんですね。
「大きな物語」の喪失






-12月8日-
 鳴門時代の小ゼミ修了生の大西さん、同じく修了生の金野先生と3人で梅田のお気に入りのレストランで小宴。大西さんは現在、徳島・上勝町を主な舞台に全国各地で地域振興の仕掛け人、コンサルティングのような仕事を幅広く手掛けている異色の人材。久しぶりの邂逅です。飲めば出てくるのは、先輩たちの知の蓄積に学ぼうとしない昨今の社会科研究の浅薄さへの憤懣。宇佐見、森分、藤岡、有田、上田、伊東など、懐かしい面々の名をあげながら、時流に迎合した新奇な話題を追いかけてばかりの業界動向に嘆息することしきり。
自虐文化






-12月6日-
 日本の財政赤字が1000兆円というのはインチキ計算、実際はその半分ぐらい、資産と差し引きするとトントン・・というのは以前から指摘されていたこと。財務省が消費税引き上げのために流したフェイクだというのが一般的な解釈でしたが、「不遇を受忍する、我慢や自戒を美徳とするというのが、情報の流し手、受け手双方に受け入れられる一種の『文化』なのだ」という言説に出会いました。そういえば前項の自給率も実際には68%もあるのに「低い低い」と嘆きあっています。褒められると気持ち悪いって、気持ち悪い「文化」ですね。
授業プラン発表会






-12月5日-
 ゲホゲホは相変わらずです。夜、横になると咳き込むので睡眠が十分ではありませんがそれ以外はとくに問題なし。今週の2年生の授業は産業学習のどこかの見開きを取り上げて、教科書を使い倒した授業プランを発表するというものでしたが、どういうわけかA・Bクラスともに日本の食料問題のページを扱った発表が半分を占めました。東書の教科書では自給率の計算法が2つあると書いておきながら同じページのグラフがどちらの計算法の結果なのか書いていないのです。じつに見事な策略だと感心します。38%なんてウソですよね。
インド余禄





-12月3日-
 著名な観光地へ行けばどこでも中国人団体の嬌声が聞こえてくる昨今ですが、思い返してみると、インドではまったく遭遇しませんでした。一回だけそれとおぼしき一団に出会ったので「中国から?」と聞いたらYES。宗教系か学術系のスタディーツアーという感じの物静かなグループでした。そういえば、ちょっとした都会ならどこにでもある中華料理店も見かけませんでした。ビザで制限をかけているのでしょうか。印中関係の一端を垣間見たような気がしました。
土曜出勤、珍しく・・






-12月1日-
 さすがにインド風邪で長持ち(笑)しています。昨日はPRESTIAに余ったドルを戻して、近所の内科で新しい薬をもらいました。今日は土曜日。ホンネを言えば休みたかった!のですが、入学前教育があるので出勤。13時から入学予定者の出席確認。4期生は女性の割合が多いようです。16時から「教職をめざす君たちへ」と題して講話。ゲホゲホにはならず。まあまあの仕上がり。終了後早々に退散。故あってプチシャンを珍しく歩いていたら、某国立大もと理事のM氏とばったり。「あそこもねえ・・」と大通りで二人突っ立ってしばし歓談。