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| ■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に |
■2-1
-10月30日- |
3年生の「教材論」の授業の一環として今週末の「日社学」(奈良教)に参加します。今日はその打ち合わせ。学会プログラムをみて、面白そうな発表(聞きたい発表)を各自選ぶ作業でした。4時間目は「授業づくり」。いつも感じるのですが、実習帰りとなると議論の中身が違います。2年生と合同でやったらさぞかし効果的でしょう。ところでこの4時間目、3人のオムニバス授業なので、小欄の担当は今日が最後です 来週からは火曜日の仕事処理に余裕ができます。それと、少し早めに下校できるので電車に座って帰れる! 大助かり。 |
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■2つの「主義」の終焉②
-10月28日- |
同様に「民主主義(デモクラシーを含む)」にも限界がささやかれる日が来るでしょう。まだ道半ばとは言え、一部の権力者に支配され多くの人が抑圧に苦しむという社会は徐々に克服されつつあります。しかし夢が現実になった途端、想定外のアラが噴出して、「こんなはずじゃあなかった」となるのが世の常。パックス・デモクラティカのあとがどうなるのかもちろんわかりませんが、民主主義がひっくり返っても生き残れる社会科をいまのうちから構想すべしという号砲が、つまりは、さきの遺言的論文の趣旨であったと再定義できそうです。 |
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■2つの「主義」の終焉①
-10月26日- |
「資本主義の危機」について考える番組を見ました。借金してでも投資してそれ以上の利潤をあげてそれを再投資していくという資本主義の基本的な仕組みがいま怪しくなってきているという内容です。ゲストの1人は「人間の欲望は無限だ」と呑気に構えていましたが、人々の欲望を満足させるモノは高速道路や巨大建築などからAI技術へと急速にシフトしています。このAIというシロモノ、恐ろしく安価で労働力も食わない。つまりヒトもカネも動かなくなる・・。エントロピーが最大になると宇宙は熱死となり時間は停止する。どこか似ています。 |
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■キツイ一週間ですが
-10月24日- |
今週の2年生の授業は、1年後の実習を見据えて、母校周辺の地域教材さがし。2クラスで合わせて10人の発表がありました。昨日の3年生の「教材論」は久しぶりに「インドの農民」。全員赤字の悲惨な結果に終わりましたが、彼の国の農民がそのまま自分に乗り移ったかのような不思議な体験に驚いた様子でした。よくできたシミュレーション教材は現実を教えるよりも教育効果があります。先週の山梨出張に続けて明日は広島日帰り出張と今週はキツイ日程ですが、あさってのゼミも含めて授業はどれも軽い内容。少し助かっています。 |
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■学会発表から
-10月22日- |
「『人間を選ぶ』判断力を育成する主権者教育の授業開発」という発表が印象に残りました。主権者教育というと大抵は政策判断能力の育成をいうのですが、実際の投票行動は候補者の人物像や印象に左右されることも少なくありません。それを高みから批判するのではなく、「そうだよなあ」とその現実を共感的に批判しつつ同時にそのリスクにも正対しようとした研究の視点は、小欄の遺言的論文の基調とも相通じる感じ。ただ惜しかったは、「ポピュリズム」と「大衆迎合主義」の混同。世間一般がそうですからやむなしともいえますが・・。 |
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■全国社会科教育学会
-10月20日- |
昨夕、甲府入り。宿は湯村、久しぶりに温泉でゆったりしました。さて、学会。こちらは少し以前から自由研究発表枠を削減して企画型の課題研究を増やしたので、発表者も限られてアカデミックな装いになりました。ただ、当然ながらその企画のテーマは企画者(研究者)の興味関心を反映しているので、その趣旨に必ずしも関心が湧かない人にとっては、身の置き所に困るプログラムになっています。往時と比べて出足が鈍いような印象を受けたのは、場所的な問題もあったのかもしれませんが・・。学会運営の舵取りも難しいものですね。 |
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■今となってはもう・・
-10月18日- |
完璧にやったつもりでも、いざ蓋をあけてみるとミスが見つかるなんてことは日常茶飯事です。7月に上梓した例の遺言的論文に、有名なリースマンの著書である『孤独な群衆』をもじって、昨今のネット空間でのバカ騒ぎを「騒がしすぎる群衆」と称して批判したのですが、あらためて考えてみると、これは「騒がしすぎる孤衆」とした方が絶対によかった。一見矛盾する対置がリースマン風で小気味よく、現代風俗を鮮やかに表現もできます。でも時すでに遅し。無念。 |
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■ようやく軌道に
-10月17日- |
今日はBクラスで「坂道」の2回目。「幽霊坂46」なんてウケないよなあと冗談飛ばして無事終了。調子に乗って出欠確認を忘れましたが。補講のバッティング事件(10月3日)以外にも、直前になって介護等実習でほとんどの学生が公欠という情報が入って慌てて休講にするなど、新学期のドタバタが続きましたが、それでも禍を転じて福となす。うまく立ち回って、授業計画はむしろ望ましいかたちに軌道修正できました。今日は教授会、学科会とそのあとに有志の飲み会が入っていたのですが、昨夜の久しぶりの発熱のあとなので早退。 |
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■授業論、地名論、知識論
-10月15日- |
今日、2年生のAクラスで実質的に内容入り。提案型の代表作の一つ「坂道に名前をつけよう」という久保実践の紹介です。地名論に寄り道してAKB48の「秋葉原」の由来や乃木坂46の「乃木坂」が昔は幽霊坂と呼ばれていたなど、面白い話題も満載。でもこの授業を通して事実的知識と概念的知識について解説したのですから、社会科教育論としても一流のデキだと自負しています。でもせっかく作ったこういう授業も、あとわずかしか実践の機会はありません。 |
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■1円返せ!
-10月14日- |
今月から京阪神地区のJRでPITAPAがチャージ式から私鉄と同じポストペイ式になりました。チャージしてあった残額は券売機で切符を購入して消費したのですが、券売機は10円単位なので東京でIC運賃を支払ったときの端数1円は相変わらず残ったままです。これを処理しようとすると東京に出かけ新たにチャージして計算ずくで乗車しなければなりません。1円単位の端数なんて個人にとってはどうでもいい額なのですが、チリも積もれば何とやら。ムム。 |
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■爪と「爪」
-10月13日- |
「ビクトリアの滝では靴もずぶ濡れになる」というアドバイスを受けて、買い求めた超安物の運動靴を履いてジンバブエとザンビアの国境付近を歩き回ったのですが、それがもとで左足の親指をひどく痛め内出血までしてしまいました。治療法などなく、とにかく新しい爪と入れ替わるのを待ち続けていたのですが、過日めでたくカサブタ状の古いそれがポロリと取れました。半年がかりでした。うれしくて、平岡精二の往年の名曲「爪」(カラオケでよく歌った)を口ずさんでいたら、先日テレビで「爪」が流れていました。なんとも不思議なタイミング。 |
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■魔性の言葉
-10月11日- |
ずいぶん以前ですが3人のおばさんの会話を小耳に。「来週、学会なんですよ、ホホホ」。へえ~と聞いていたら創価学会のことでした。「学会」というコトバには、どこか人のエリート願望をくすぐる響きがあるなあとその時思いました。医療関係者が白衣を着ると立ち居振る舞いが一変することを「白衣帝国主義」と揶揄しますが、「学会」という言葉にもそれと似た魔性があるようです。もちろん、その魔性の効果で教育実践研究の全国的な交流の場がにぎわうとしたら結構なことなのですが、前項に書いたように、一抹の違和感も拭えません。 |
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■160
-10月10日- |
11月3~4日に奈良で開催される学会のプログラムが届きました。「奈良から発信、日本へ、世界へ」という大会主題はなんとも意味不明ですが、それはともかく、驚いたのは自由研究発表の多さ。数えたら160ありました。教育学や歴史学の学会ではせいぜい発表者は10人ぐらいで、選ばれた人だけが登壇して問題提起をするのが通例。そもそも自由研究発表という枠がありません。それと比べると教育実践系のそれはまさに奇観ともいうべきで、この一大イベントを支える会場校の先生や院生、学生たちの苦労は推して知るべしでしょう。 |
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■余計な心配
-10月8日- |
近頃昼夜を問わずよく眠ります。「そろそろお迎えが近いのだ」と触れ回っています。お迎えと言えば戒名。普通それは本名の一部を組み入れるのですが、学生の名簿を見ているとカタカナやひらがなの名前がとくに女子に増えてきました。漢字がないと命名するお寺の坊さんが困るのではないかとひそかに心配をしています。でも、こんな杞憂が現実となるであろう50年ほどあとには、戒名なんてすたれて、遺骨はまとめて宇宙へ・・となっているかもしれません。 |
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■嫌な語感
-10月7日- |
〇〇するとポイントがもらえる、アプリがもらえる・・というような表現をよく耳にします。以前なら「差し上げます」というのが普通の表現でした。思うに供給者側と消費者側の垣根を低くしようという魂胆のようです。売り手と買い手の違いが不明瞭になり、ときに逆転するというのはメルカリとかヤフオクでも見られます。こうして社会全体の標準偏差がだんだん小さくなっていくのですが、こういうシステムを仕切っているのはデジタル技術に長けた一握りの頭の恐ろしくいい連中。「資本家と労働者」という古典的対置がなぜか懐かしい昨今です。 |
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■遠足の朝
-10月5日- |
シーズンなのでしょう。朝二組の集団に会いました。ピークを若干過ぎていたとは言えラッシュさなかの移動は教師、子供、他の乗客いずれにとっても面倒です。あと20分遅らせたら・・。そんな中、二組目の今津小の子供たち、下車駅で教師が先に何も言わず下車、それに気づいた子供があわてて声をかけあってゾロゾロ降りて行きました。それを見ていた年配の婦人の二人連れ、「次、降りますよと声をかけなきゃだめでしょう」、「ほんと、あの先生おかしいわね」。まったくその通り。あの先生、どこの教育学部を出てんでしょうかね(笑)。 |
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■想定外の混乱
-10月3日- |
新学期にトラブルはつきものですが、一昨日のそれは小欄が補講を設定していた同じ日にもう一つの必修授業が連絡もなしに設定されていたという事件。これは当方が譲歩して補講日ならびに授業計画を変更して、一応決着しました。困っているのが3年の受講者確認。附属小がないので各自の母校に帰っての実習ですが、当然その期間は学校ごとにバラバラ。まだ戻ってきていない学生、これから行く学生が混在していますから、だれがいつ欠席なのかをきちんと把握しないと発表形式の授業がまわらないのです。想定外の混乱です。 |
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■新学期
-10月1日- |
実質新学期入りです。学内もにぎやかになってきました。今期は月、火、水、金の4日にばらけて5つの授業があります。もっともそのうち一つはオムニバスなので担当は5回だけです。これでもまあ平均的なコマ数で、私学にすれば少ない方かもしれませんが、これまでのんびりしてきたせいか、ずいぶんな負担増に感じています。今日は2年生対象の必修授業。さっそくトラブル発覚。 |
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