■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に
2つの偶然






-6月29日-
 この月曜日、河内国分の駅で大教大の峯教授(鳴門時代の小ゼミの準ゼミ生)とばったり出会いました。鶴橋まで、お互いの大学のあれこれについて話ました。今日は今日とて、野暮用あって難波地下街を歩いていたら小ゼミの修了生の原田さん(四天王寺大学准教授)を見かけたので声をかけました。まさかの邂逅で、さっそく近くの喫茶店に入って1時間以上、彼の新米准教授としての奮闘記などをうかがいました。帰路、思いがけぬ強雨。河内国分は晴天だったのに。しかもすっごい湿気でムンムン。でも気分はさわやかでした。
共通項






-6月27日-
 小欄はサッカーWCにとりたてて関心はないのですが、大勢のファン(にわかファンも含めて)の一喜一憂の大騒ぎには一陣の涼風を感じます。なぜって、ふだんのスマホ人は自分の周りの小さな世界に閉じこもっていて不特定多数と話題を共有することなど稀だからです。以前にも書いた駅の燕の巣ですが、無事ヒナが巣立ちして空き家に。その下に巣立ち報告と「また来年この駅にもどってきて」との張り紙があって、巣に見やる乗客の姿もちらほらですが目にします。ささやかですがこれも同じ。不特定多数の共通項、ふやしたいですね。
ない物ねだりか





-6月26日-
 先日の地震で学校のブロック塀が倒れて児童が亡くなりましたが、教育委員会は専門家から事前に危険性を指摘されていたのに「安全」だとして放置していたそうです。少し以前も神戸市教委がいじめに関する文書を隠ぺいしていたのが発覚。左翼ぶって言うわけではありませんが「権力は腐敗する」の見本みたい。組織としての構造に問題があるのでしょう。そういう教育委員会の実態についてもきちんと問題提起してくれる教職大学院、どこかにありませんか?
淋しすぎますね






-6月24日-
 次時へのつなぎの意味もあって、先日、学生に「A級戦犯」「国際連合」「政教分離」「植民地」「国旗・国歌問題」について1つ選んで知っていることを書かせました。「国際連合」が一番多いかなと思っていたのですが「植民地」がダントツでトップでした。それはともかく、「知っている事」を書けばいいのに素早くスマホを操作したと見えて、ウィキの文章をそのまま書いた学生が何人か。ちょっと淋しすぎますね。間違っていてもいいから自分の脳みそから知識を絞り出して書いてほしかったのに。情報が氾濫すれば知識が消えていくって感じ。
学会余禄②





-6月21日-
 学会関連の行事案内に「異己」という一発変換不能な新語が登場しました。解説によると「価値多元化社会における異なる価値観や立場を持つ相手」のことをさすのだそうです。「他者」よりも明確な概念をということなんでしょうが、珍奇な印象を払拭できません。以前、某附属小で「教師主導はよくない」という考えから「教室」を「学室」と言い換えて紀要などに誇らしげに書いていたことがありましたが、数年もおかずに消えました。さて「異己」の寿命はいかに?
学会余禄①






-6月20日-
 先日の学会では「SDGsにむけての授業開発」とか「ユネスコのこの方針を受けて」とかいうかたちの発表がたくさんありました。秋の某教科教育学会の案内にも「『社会に開かれた~』という文科省の方針を受けて~」などという文言がありました。そういう課題設定も必要でしょうが、権威筋から発せられた課題を前提とした「学会」なんて何かヘン。研究会ならともかく学会というのであれば、フラットな立場から多様な議論が展開されるべきです。教育実践系の研究が他分野からしばしば見下されるのはこのあたりにも原因がありそうです。
地震明け




-6月19日-
 拙宅のマンションのエレベータは今朝は復旧していました。梅田界隈のタワーマンション上層階の人はしばらくは不安だったでしょう。一番心配だった研究室のデスクトップPCが倒れもせず落ちもせず無事だったのでホッ。地元の人の話だとJR大和路線の踏切が昨日は電車も走ってないのに閉まりっぱなしだったので遠回りを余儀なくされたとか。そんな「地震談議」があちこちで‥。
揺れました





-6月18日-
 昨日は帰路、旧知の研究仲間2人と今後の予定などについてそれぞれ短時間でしたが協議して羽田からJLで21時すぎ帰宅しました。今日は地震。かなり揺れました。船から降りたときのような体の揺れが1時間以上続きました。とくに被害はありませんでしたが、もしこれが早出(1時間目の授業)の日だったら、あの時刻はいつも乗る満員の特急がちょうど淀川橋梁の上に差しかかったタイミング。私鉄も軒並み運休なので、全学終日休講。休養日になりました。
国際理解教育学会






-6月16日-
 相変わらず寒い一日でした。発表のなかにも「寒い」のがあって、「仙台にちなんで牛タンについて調べました」ということで牛肉の歴史とか世界各地の牛タン料理とか、おそらくネットで調べてきた情報を並べた発表がありました。まあ夏休みの自由研究ってとこでしょう。もちろん一方では骨のある発表もあって、小欄も厚かましく「文化」と「創出」とは論理矛盾ではないかとか嫌味な質問をさせていただきました。夜は金野先生と地酒の店。たまたま通りがかりに見つけた店なのですが、これが大正解で東北の珍銘柄がずらり。堪能しました。
仙台へ






-6月15日-
 JLで伊丹から仙台に向かいました。8,600円。学会出張にひっかけて母方のご本家の墓参りに行こうということで、昼前の便にしました。仙台は雨。というよりも異様な寒さです。空港では目の前で電車が出てしまい20分待ち。仙台駅でも目の前で仙山線の電車が出てまたまた20分待ち。とことんついてないなあと思ったのですが、森の中に墓が点在する寺の裏山を霧雨の中20分ほど探し回ってようやくご本家のそれを発見できてホッ。ホテルでは平日30食限定で夕食が無料になっていたのでこれまたラッキー。明暗入り混じった一日でした。
なんで「へ」の字?






-6月13日-
 阪急電車のドアに就職情報大手「東京アカデミー」の広告ステッカーが貼ってあります。警察官、看護士、公務員、教員の4業種をめざす男性の顔があるのですが、前三者はいずれも正義感あふれる目つき、あたたかな支援の目つき、やる気満々の目つきなのですが、教員の顔は口を半開きにして眉が「へ」の字。吹き出しを添えるなら「なんでお前こんなことわからへんねん」「お前また警察に捕まったんか」という感じのイメージしか連想できません。教員特有の表情ってやはり難しいのでしょうか。それともモデルを男性にしたのがミス?
何かいい手立ては?






-6月12日-
 スマホの画面にはおびただしい情報が流れているので、いちいちその深い意味や背景などを考えていると身が持ちません。ですので、せいぜい「いいね」あたりの軽い反応ですませます。こういう日常に慣れすぎているので、学生たちは、情報を心に刻み込むという癖がつきません。その時はきちんと理解してくれていても、一週間も経つと「そんなのあったかなあ」という感じ。彼らは決してサボリでもデキが著しく悪いわけでもないのです。どうすれば、通り過ぎる情報をうまく救い上げる網を作れるのか、小欄もない知恵を絞っています。
拍手、拍手





-6月10日-
 今日は雨の予報でしたが、ほとんど降ることはありませんでした。おかげで今年度第2回目のオープンキャンパスはそこそこの入りです。10時からの全体会に顔を出しました。驚いたのは進行をすべて学生がやっていることで、司会の女子学生はアナウンスの訓練をそこそこ受けてきた経験があるらしく、「では学長の八田よりご挨拶申し上げます」と見事な案内ぶり。事務職が堅苦しい単語を並べているどこぞの国立大学法人とはえらい違いです。さすが!







-6月8日-
 阪急の駅の燕の巣の話は以前にも書きました。階段の上に新しい巣ができて4匹のヒナ燕が並んでいます。その下に巣のカケラが落ちて汚れないように小さな紙の箱が設置されました。先日小学一年生ぐらいの男の子がその箱を不思議そうに眺めて、そして上の巣に目をやっていました。駅員は子供を教育するつもりなどなく、その男の子も勉強したつもりなどないのですが、そこにたしかに教育関係(学び)がありました。こんな些細な風景の中に隠れている教育の一つの形にも目を向けてくれる指導主事さん、どこかにいませんか?
一転





-6月6日-
 昨日は今春大阪教育大大学院に赴任した旧知の友人の転勤、昇任祝いということで梅田界隈と宝塚をご案内し、宝塚ホテルでフランス料理・・という優雅な一日でした。一転、今日はそこそこの風と雨。眠い目をこすって出発2分遅れ。難波でトイレに駆け込むというハプニングがあり、いつもの急行に間一髪で乗車。1時間目の授業には間に合いました。昼からは会議が2つ。秋の教育実習関連の挨拶回りの計画など。17:20終了で帰宅は19時すぎ。蒸し暑い。
新しいアイデア





-6月4日-
 時刻通りに全員集合するか、途中でダレないかなどと、久しぶりの学生相手の巡検だったので心配していたのですが、それはまったくの杞憂でした。さてこの巡検で学んだことのまとめレポートですが、今回は新しいかたちのものを発案。通常は文章で書くところですが、A4の用紙を横にしてこれを黒板に見たてて板書形式で内容をまとめてごらんというものです。囲みや矢印や挿図などを加えておもしろく仕上げるのです。さてどんなレポートが届くか。楽しみです。
ひさしぶりの巡検






-6月2日-
 これまで院生とモロッコとかアイルランドとかイスラエルへは行っていたのですが、国内のインテンシブな巡検は全く久しぶり。ゼミ生9人が元気に宝塚駅に集合しました。快晴。バスで小浜まで行き、寺内町・宿場町としてのさまざまな景観を観察しました。その後、街道を歩いて清荒神参道の中途で一時解散して自由昼食。珍しい品ぞろえのお店に学生たちは興味津々のようでした。午後は手塚治虫記念館を見て宝塚駅へ。ちょっと意外だったのは写真を撮ったりインタビューしたりと彼らが非常に積極的だったこと。有意義な一日でした。