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| ■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に |
■「伝統」と言う慣習
-4月30日- |
『「日本の伝統」の正体』を読んでいます。古くからあると思われていた行事や料理などがじつは案外新しいということを縷々述べた本で、妙に「脱構築せよ」などと力んではいないのでまあまあ好感がもてました。社会思想とくに保守思想では「伝統とは”ある”ものではなく時に応じて”発見される”もの」と定義する立場があって「慣習」とは峻別しています。この文脈でいくと同書にある祭りや風俗は「慣習」にすぎないのですが、一般にはそういう区別なしにすべて「伝統」と称しています。こういう物言いそのものも一つの「慣習」ですね(笑)。 |
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■5か月ぶりの鳴門
-4月28日- |
縁あって四半世紀も暮らしていたので、5か月ぶりの再訪でしたが、特段の感慨もありませんでした。大学に行くと馴染みの猫が3匹出迎えてくれました。5時半に用務を終え、6時からは楽しみにしていたパーティ。学長、教務・学生両担当理事も出席してくださいました。教え子(修了生)の学校現場での活躍や苦労話を聞くのは、仕事の糧になると同時に心の栄養にもなります。終了後は太田先生と、「やまなみ」で大学や講座の来し方行く末を語り合いました。 |
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■オリジナル新メニュー
-4月27日- |
学生の文章力が落ちているとは巷間よく指摘されているところです。実際それは実感します。そこで今日のゼミでは面白い演習を試みました。ある文章を段落ごとにバラバラにした短冊状のものをつくります。それに符号を打っておいて、正しい順序に並べ替えてごらんという作業です。曽野綾子の『人間の基本』からの抜き出しを2か所と、新聞の論説の一部の計3題。いちいちワードで打ち直したので結構手間でしたが、前後関係をちょっとした表現から読み取らないと正解にたどり着かない難しいゲーム。でも楽しみながらできました。 |
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■それにひきかえ‥
-4月25日- |
昨夜報道番組で伊藤忠商事の新人研修の模様を紹介していました。テント宿泊の4泊5日。鶏の糞の掃除や牛の世話など、農家に入っての実習です。指示待ち人間がだんだん主体的になりコミュニケ―ションも滑らかになっていく様子が描かれていました。いいですね。それにひきかえ、教育委員会の初任者研修の実態たるや悲惨。目先の指導技術や雲の上の精神論など。それも必要でしょうが、OJT(on
the job training)ばかりでOJT(off the job training)がありません。文科省の言う「人間力」の育成はどこへ行ったのでしょうか。 |
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■有名? 悪名?
-4月24日- |
問い合わせがあり、昨日教大協の事務方に電話しました。国立大教員時代に発表や投稿でお世話になった者ですがと氏名のみ名乗り、回答の送り先として大学のメールアドレスを伝えました。ほどなく返事が来たのですが、驚いたことに所属大学名が冒頭に記されていたのです。本学のドメインは法人名なので、それだけでは大学名はわかりません。もちろん、その気になれば手がかりはいくらでもあるでしょうけれど。う~ん。ひょっとして小欄はよほど・・。 |
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■リーヴィッヒの最小率
-4月22日- |
中学校理科で習いました。桶の外枠の高さがまちまちだと一番低い位置までしか水はたまらないという例を覚えています。朝一の授業の日はまさに大阪のラッシュの中を突進するのですが、小欄の歩く速度は以前つまり30数年前より遅くなっているはずなのに、どうも群衆の歩くスピードが遅く感じられます。先日原因?に気づきました。歩きスマホがある程度まじっていると全体のスピードが落ちるみたいなのです。もしそうだとするとハタ迷惑な話。自身がスマホを使わないからでしょうが、あれは人類史上最悪のおもちゃに思えてなりません。 |
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■せっかくだもんね
-4月20日- |
今朝は電車の中で女子大生と不適切な行為に及び、と言っても真向かいに座った顔見知りの3年生とピースサインを交換しただけなのですが、それがよくなかったのか、1時間目のゼミでは、教室にビデオのリモコンがなくPCの電源が入らずケーブルを置き忘れる‥と散々でした。ゼミでは11日以降のPちゃん関連のあれこれを3年のゼミ生にも紹介しました。40年近く教育現場の実態を見つめてきた小欄です。相手のニーズだのレディネスだのの尊重という声に惑わされて、せっかくのこの経験を死蔵してしまうのはモッタイナイ話ですよ。 |
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■優先順位
-4月18日- |
例のPちゃんの授業。今日、臨時特番をやりました。授業コメントをいくつか紹介して考えさせたのですが、「子供の純粋な気持ちを傷つけるな」「子供の意見を無視してはいけない」「授業が計画通りに進まないのはおかしい」などという指摘の多さには愕然としました。彼らも戦後日本の学校現場の偽善にみごとに毒された被害者なのですね。放っておけば彼らも教師になってこの異形を再生産しかねません。「教育ってなんだ」「教師ってなんだ」という「本質」に迫らせてやる必要があります。指導要領の解釈などチマチマした話は後回しです。 |
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■教科書どおりに・・
-4月16日- |
6年生社会科教科書の「政治単元」には、国会は法律を定めたり予算を審議するところだと書いてあります。しかし昨今の現実はまったく別。行政府にさまざまなドジや疑惑があるのは事実にしても、それらの解明や追及は米国の特別検察官のような組織にお任せして、国会は国会らしい仕事をしてくれなければ困るのですが、とくに野党は安全保障や景気回復などそっちのけで血相を変えて検察ごっこに奔走しています。「もううんざり」との声も新聞にはありますが、それでも「うんざりしない国民」が多いらしく、内閣支持率は急低下です。 |
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■思い出さがしの一日
-4月14日- |
今日は宝塚だんじりパレード。会場の花の道に行くと大層な人出で、13台ものだんじりがカネや太鼓をドンチャカ鳴らしながら進む様子はまったく迫力満点でした。かつての「わが町」の桃ダンもありましたし、隣町の黄ダンの列には呂鶴師匠の姿も。小学生のころ、夜遅くまで行列について行って親に叱られたのを思い出します。午後4時からは宝塚高校4期生有志恒例の同窓会。会場は宝塚ホテル近くの一応こじゃれた居酒屋。例によって互いの健康の話題を明るく笑い飛ばしてなんと8時半まで。そのあとスナックで久しぶりにカラオケ。 |
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■想定外の展開
-4月12日- |
その「授業コメント」の課題ですが、今年は単なる感想文ではなく、「このPちゃんの記録をNHKが教育ではないとして放送拒否した理由」を書いてもらいました。小欄としては「実践はまあまあだったのに、NHKのプロデューサーがアホだった」という前提で聞いたのですが、学生の多くが、「プロデューサーの言い分がもっともで、実践が問題だ」という前提でコメントを寄せてきたのはまったくの想定外でした。しかしそれはそれで非常におもしろい展開になったので、来週は予定変更して、この結果についてみんなで議論しあうことにしました。 |
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■最初の授業
-4月11日- |
いよいよわが授業開始。春学期は「朝一」が2回もあるので悲惨です。7時に自宅を出て近くでモーニングを食べて河内国分からは予約しておいたタクシーで大学にかけつけます。まずは「社会(小)」の授業。みんな指定された席にきちんと座って静まり返っています。ちょっと失礼かもしれませんが「ピッカピカの一年生」というイメージです。オリエンテーションでしたが、余計なことをしゃべりすぎたので、「P」のビデオを見終わったところでタイムアウト。「授業コメント」は研究室にあとで提出させることに。トッパシから時間配分を間違えてる(汗)。 |
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■47都道府県の偏差値
-4月9日- |
~という文庫本を読んでいます。できちゃった婚の割合とラブホの割合はともに佐賀県が全国第2位とか、そういう話題が満載のいわゆるランキング本なのですが、必要に応じて分母を対象人口に絞るなど細かい配慮で統計処理がなされていますし、安直な因果説明に走っていないので好感がもてました。わが学部には47都道府県の位置はおろか名称も怪しい学生もいるので、楽しみながら都道府県名を覚えてもらおうという「日本列島クイズ大会」の教材づくりのためなのです。ご当地アイスなどの話題とあわせて5月に実施の予定。 |
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■発表辞退
-4月7日- |
「脱構築論の周辺-実践『レオナルド・ダ・ヴィンチはピザ・マルゲリータを食べることができたか』を手がかりに-」と題して研究発表をやらかそうと、6月に行われる日本国際理解教育学会にエントリーしていたのですが、準備の途中で、「戦略的本質主義-人間学的考察」や「ノスタルジー再論」という拙稿と似たような筋立てになってしまうことに気づいたので、先日、発表辞退の連絡をしました。二重投稿ほどではないにせよ重複発表したとなれば晩節を汚します。それにしても先の拙稿、良く書けてるなあと我ながらびっくり。何ごとにも旬? |
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■ならば宝塚大劇場で
-4月6日- |
土俵上で倒れた市長にとっさに駆け寄って介抱した看護師に対して、慣習をタテに「女性は土俵を降りろ」とアナウンスした行事の行為は確かに無様でしたが、そのあとの宝塚巡業で女性市長がこの件に乗じて「土俵上で挨拶できないのは悔しい」と宣ったのもまた奇怪。緊急時と平時は違いますし、ならば、宝塚大劇場の入り口で「歌劇に男も出演させろ」と抗議しなければなりません。人間はおよそ合理性とはかけ離れた動物。特段の厄災がないかぎり、宗教その他、ワケノワカラナイモノやコトを併せ呑む度量が必要にも思えますが。 |
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■始動
-4月4日- |
昨日は入学式。新入生は週末までオリエンテーション漬けでおそらくは処理能力をはるかにこえる情報の雨に右往左往でしょう。今日は教員紹介があったので、小欄もネクタイ姿で出勤。アホなことを1分弱しゃべっておしまい。あとの時間は授業のパワポづくりです。新しい環境で3年目になりますが、ようやく自分のペースで小欄らしい授業づくりができるようになりました。もちろんこれで完成というわけでもありませんが、少なくとも楽しむ余裕はできてきました。 |
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■人事
-4月2日- |
月曜日、新年度スタートです。わが教育学部は一昨年スタートしたばかりですので、人事異動はなし。修了生関係では知る限りですが、関東と九州で教頭先生に昇任した人が出ました。それぞれに新しい門出ですね。かく言う小欄は完全引退まであと何か月と指折り待つ身。異動のある世代が懐かしくもあり羨ましくもありますが、それも「人事(ひとごと)」になりつつあります。今日午前は新年度の授業のパワポづくり。午後は14時から学長訓示と研修会でした。 |
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■花見船
-4月1日- |
呂鶴師匠後援会主催で道頓堀川、横堀川、大川を船でめぐりながら桜を愛でようという粋な催し。湊町を12時に船は出航。後援会長の挨拶もそこそこに三味線と太鼓のお囃子がはじまり、呂竹さんの軽妙な沿線案内が始まるころには早くも豪華な弁当とビール・酒で大盛り上がり。観光船は少なくないのですが、料理にお囃子に落語家、関ジャニ若手のゲストも乗った船は珍しく、岸辺の人に手を振り返していると皇族にでもなった気分でした。桜はまさに満開。閘門通過には興味津々。大阪ならではの文化の香りを満喫しました。 |
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