■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に
異動






−3月30日−
 悲喜こもごもの季節です。と言っても合格発表ではなく教員の人事異動のはなし。昨年度までは修了生の進路やなじみになった地元の先生方の行く末に一喜一憂したのですが、今年はそういうことはありません。小学校教諭から大学准教授になった人、地元の小学校に転勤できた人など個人的に数件の報告を聞いているだけです。それはそうと例の「瑞穂の国記念小学院」、マスコミはまったく報じませんが、あそこに着任予定だった先生方はどうなるのでしょうか。時期的にみて現任校にはすでに退職届を出しているはずなんですが‥。
フランス料理の夕べ





−3月28日−
 今日は教育学部の「1年間お疲れさん会」。会場の大阪・本町のホテルは、ヨーロッパ調の風格ある構えで、彼の地のホテルのようすをそこそこ知っている小欄もびっくり。「日本にもこんなホテルがあったのか‥」と。アミューズから始まる本格的なフランス料理フルコース(結構なワインが飲み放題)でしたが、大学からの補助があったので、おそらく15%ぐらいの負担ですんだはず。福利厚生費をこんな風に使えるところがさすが私立大学。ありがたいことです。
レポートを読んで






−3月26日−
 入学予定者を対象に12月に「入学前教育」をやったのですが、そのときに出した課題レポートが回収されてきたので読みました。教育関係の新聞記事2つを取り上げてコメントをつけるというもので、こういう課題だと読む方もいろいろな情報が入手できて一石二鳥なのです。取り上げられた話題は、やはり時節柄「いじめ」がもっとも多かったと思います。面白かったのは「私は‥‥な教育者になりたい」と書いている例が結構目立ったこと。言葉遣いにまだ慣れていないのでしょうね。ちなみに小欄はみずからを「教育屋」と称しています。
今津線






−3月25日−
 高校1年の春から高知大に赴任した36歳の秋までほぼ毎日お世話になりました。その今津線に今月は買い物やら何やらでもう7回も乗っています。「懐かしい風景」が「日常の風景」になり(戻り)つつあるのを感じます。極めつけは今日の逆瀬川往復。宝塚高校の同窓会です。3年3組が中心の集まりですが、19人も集まって盛況。自称がいつの間にか「わたし」から「オレ」に変わっているのを心地よく自覚しています。様々な人生が交錯した4時間半。同じ店で来年は4月の土曜に再会することを約して解散。夜の今津線で帰宅しました。
先端的ルサンチマン





−3月23日−
 日進月歩の医療技術や情報工学なら「先端的研究」が注目されるのでしょうが、人文・社会系の学問では必ずしもそうはいきません。「先端的倫理学」だの「先端的英文学」などと言われればまず噴飯モノです。教育学も同じことで、「先端的実践」などと気負われると逆に怪しげな印象が強くなります。にもかかわらず大学(院)改革がらみでよくこの表現が登場するのは、自然科学に対する一種の憧憬ないしは劣等感のゆえなのではないかと思ってしまいます。
日本だわな






−3月21日−
 先日、高速バスを始発のターミナルで待っていたら、珍しく少し遅れて入線。「来るときに後ろに車がぶつかった」とかで、新しいバスに乗り換えて40分近く遅れて出発。乗り換え時に見たのですが素人目にはどこにもぶつかった気配などありませんでした。これが〇〇〇だったら外装の鋼板の2〜3枚がめくれていてもかまわずに運行させたでしょうし、40分も待たされたら、〇〇だったら暴動になったかも‥というのは小欄のわずかな海外経験からも容易に想像されるところ。さすがニッポン、ありがたいことと思いながら海を渡りました。
新しい試み






−3月19日−
 前々項にも書いたように、4月からの「社会(小)」の授業プランの大改訂版が出来上がりました。今年度はまったくの手探り状態でしたが、4月からの「2回目」は、社会科教育について学ばせるという授業スタイルをガラッと変えて、「まずは社会科を楽しんでもらう」ことに主眼を置き、指導要領と教科書を使った各単元の内容確認は学生の報告に任せ、残った時間は小欄「特製」のオモシロ講義にあてることにしました。たとえば5年生の環境単元の関連では「やってはいけない環境教育」。う〜ん、相変わらずですね。マイルドにやります。
やはり懐かし





−3月17日−
 今日は古巣の鳴教の修了式です。たまたま鳴門に来る私事があり、コース長のお誘いもあったものですから、式はパスして「追い出しコンパ」のみに参加しました。考えてみたら大学院で直接教えた最後の教え子が旅立つ日ということになります。午後登校し、研究室と「やまなみ」で太田先生と積もる話をして18時すぎ会場のホテルへ。懐かしい面々と心置きなく話せたのはいいのですが、料理が悲惨でした。終了後、谷村先生も誘って「蔵」でお茶しました。
貼ればカイロの日和






−3月15日−
 一昨日、足の冷えがひどくて気分までブルーになったので、昨日はふくらはぎにカイロを貼ったところ、体中がポカポカして、4月からの「社会(小)」の授業計画が一気に完成。初体験とは言え、今年度の授業はこれに比べるとずいぶん貧弱なものでした。一期生のみなさんゴメンナサイ。その一期生有志を対象に今日の2時間目は採用試験対策講座。予定を変更して「次期指導要領改訂の方向」についての話。じつは澤井視学官から教員対象の説明会用パワポをいただいていたのでそれを使いました。午後は会議が2つ。今日もポカポカ。
EMP






−3月13日−
 EMP攻撃についての記事を目にしました。高高度で核兵器を爆発させると、人は死なないのですが、強烈な電磁波で電子機器がパアになるそうです。するとAIとかIoTとかいうものがすべてストップし、PCはおろか電車も飛行機も通信もアウトになって、明治初期から江戸時代のインフラ状況になるそうです。早晩大量の餓死者が出ると予測されています。だからと言って通常兵器による武力衝突やテロがすぐになくなるわけではないでしょうが、「教え子をふたたび戦場に送るな」というキャッチコピーがなにやら古風な響きに感じられました。
「総合」の修論






−3月11日−
 鳴教大大学院「現代教育課題総合コース」の修論レジュメを見ました。レジュメだけですので論文としての出来不出来はわかりませんが、今年も面白そうなタイトルが散見されます。「中世の魔女狩りから見る現代のいじめ」「『よい子』をめぐる関係性の再検討−個性の再考と他者との『共同』に着目して」「地域で祭りを支える意義−岸和田だんじり祭を通して−」「大人の自尊感情:絵本『わたし、ぜんぜんかわいくない』を通して」など。べつに前項の記述へのあてつけでもありませんが、こういう内容の教育研究も大切にしたいものです。
あらためて納得






−3月11日−
 原聡介氏の古い論文に「教育学は教育方法学に制覇されているようだ」との指摘があり、あらためて「そうだったよなあ」と納得しました。社会科教育学会の発表でも、半分以上は「教育方法学会社会科分科会」で発表しても何の問題もないような内容ばかり。「教育は何のために必要か」「何を教育すべきか」というような本質的な議論は影をひそめています。教職大学院など「教育方法大学院」と化しています。それも必要なのですが、弁当屋のメニューが空揚げとハンバーグばかりじゃ面白くありませんよ。ちょっとヘンなたとえですが。
「総合」とA・L






−3月9日−
 ある教育冊子にアクティブ・ラーニングについて、形ばかり追い求めてはだめだというよくある評論が載っていました。それはいいのですが、その評論の最後に「アクティブ・ラーニングが全ての教科で生きるようにするという目的を達成しようとするのなら、『総合学習の時間』はもう必要ないのではないか」とあったのには少々戸惑いました。用語の誤りはまあいいとしても「総合」には「教科の壁をぶっ飛ばすという独自の役割があることが忘れられています。「総合」と「分科」、「教科」と「時間」の区別について、まだ無理解があるようです。
おかげさまで






−3月7日−
 昨今、MSの余計なお世話は目に余るのでそのうち小欄にも書こうかと思っていました。先週の土曜日の夕方に自宅のPCをあけたところオフィスもインターネットもまったく開かなくなりました。MSに電話したところ、結構やっかいな症状だったようですが、3人がかり実質4時間近くの作業の結果、結局ウインドウズ10を入れ替えることで今日復旧。その間のサポートがじつにきめ細やかで困惑するユーザーの心理を見事にふまえたものでした。最初の係の人など小児科医が患者に接するような対応でした。MSの悪口もしばしシャットダウン。
解読






−3月5日−
 霞が関文学と言って、お役所の文章には、それなりの理由もあるのでしょうが、一般の感覚からすると悪文が少なくありません。「グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質〜」という次期指導要領社会科の案文もそうで、「生きる」がどこにかかるのかさっぱり不明。で、「グローバル〜生きる」の部分を抜いて読んでみたら前後とぴったりつながりました。おそらく、「グローバル」「国際」「主体的」という用語をどうしても入れたかったが故の結果でしょう。たぶん当たり?
季節もGO





−3月4日
 ドタバタしているうちに、いつの間にか季節はめぐり、朝夕の空気はひんやりしているものの、空はもう春色になっています。暑いのも寒いのもいやですが、季節があるというのはいいものです。まったく話題は変わりますが、あのポケモンGOはどうなったのでしょうか。最近話題になりません。その筋に詳しい知人(複数)に問い合わせたら、「もうあきられたんじゃない」とのことでした。短い生涯でしたね。車内化粧も最近は減りました。季節はめぐる‥ですね。
ジンバブエ






−3月2日−
 一部の人にしか伝えていなかったのですが、明日の夕方の便でジンバブエに旅立つ予定でした。さすがにジンバブエとなると個人では出かけられないので、学校訪問をふくむ面白い企画旅行に参加することにしていました。もちろん不幸があったのでキャンセル。キャンセル料が20万円請求されたのですが幸か不幸か、いわゆる「ドタキャン保険」をかけていたので、全額保険で補てんすることができました。それはいいのですが、彼の国でいろいろと風景を激写して教材に使うつもりでパワポにはそのスペースをあけていました。残念。