■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に







−11月30日−
 先週、拙宅に猫が来ました。ほとんど瞬間的に「ナルオ」と命名しました。と言っても本物の猫ではなく、新聞に掲載されていた写真の猫が惚れ惚れするような理想的な猫だったので、頼んでB5ほどの大きさに焼いてもらったその写真が届いたのです。写真ですから食事の心配も怪我の心配もしなくていいのですが、ふと、若者がバーチャル恋愛ゲームなどに入れあげているのは、こういう心理なのかと思い至りました。妙に悩むこともないし自分が傷つくこともない。気楽と言えば気楽。生身と格闘して苦労したあとならそれもいいですけど。
頑張っちゃうんだ





−11月28日−
 先週、4丁目(大教大)の峯先生から依頼があり、来年度前期に授業を1コマ担当することになりました。これで、本学も含めて学部授業が5つに大学院が2つ、集中が3つに毎週が4つ、社会科が5つに現代の教育課題が2つというド派手な取り揃えとなりました。もちろん受講生ののレベルもバラバラ。授業をある程度パッケージ化し、それを適宜組み合わせていくという方法で何とか乗り切るのが妥当な作戦でしょう。老化防止のためのいい頭の体操ですね。
ひととき






−11月26日−
 ジュース、ヨーグルト、チーズ、リンゴ、バナナで軽く朝食をすませ7時10分に出発。「ヴィ・ド・フランス」でパンとコーヒーで腹ごしらえをしていたら、子犬を連れたご婦人がやってきました。買物のあいだ犬は外で待ちぼうけ。飼い主を待つ子犬の不安な思いがひしひしを伝わってきて、小欄も思わず「早く買い物が終わらないか」と店内を見やりました。それに気づいていたらしく、ご婦人は出がけに「ありがとうございます」と声をかけてくれて、はしゃぐ子犬と一緒に帰られました。寒い朝でしたが心温まるひととき。8時50分大学着。今日は入試。
お見事!






−11月24日−
 面白い新聞記事を見ました。中国などが「従軍」慰安婦をユネスコ記憶遺産に登録申請するにあたって「ホロコーストに匹敵する惨劇」としたことに対して、イスラエル関係団体が「一緒にするな、ホロコーストに匹敵するものはない。強いて言えば中国によるチベット侵略がそれに近い」と反駁したというのです。たしかに民族抹殺の企てだったという点からすればその通りで、「従軍」慰安婦に比定するのはお門違い。見事な反駁です。この顛末、プロパガンダを見抜くための訓練教材としてもってこいです。プロパガンダの背景追究も含めて。
回顧






−11月22日−
 理由(わけ)あって、拙著『提案する社会科』とその続編3冊を何十年ぶりかで読み返しました。なかなかしっかりと書けてるなあと感心しつつ、ならばあれから20数年、あまり成長してないということかと思い直してみたり‥。当時は意識していなかったことと言えば、そこかしこに肩の張った表現があること、上田薫調の文体が目立つこと、それと、ネタ論批判がかなり激烈だということ。「提案」はネタ論という”仮想敵”があればこそ注目を浴びたという側面もあったのかなあと、有田和正氏が逝去された今、あらためて感慨にふけっています。
歴史を歩く






−11月20日−
 「元気メソッド」と名付けられた学園主催の街歩き見学会です。集合場所の安堂駅に着くと、学長や教員のほか顔見知りの事務の方や付属幼稚園の先生もいます。飲料水が配られ案内役が旗をもって交通整理。さながら「長屋の花見」のようなウキウキした雰囲気。私学ならではといえます。総勢50名弱でしたが、「カタシモワインまつり」のイベントとぶつかったこともあって、コースはかなりの人出です。地元のボランティアの人の解説で、全国有数の古墳群から近代産業遺跡まで、ホントに何十年ぶりかの「巡検」を楽しみました。
発見






−11月19日−
 先刻、少々冷えたので阪神百貨店本店で日本酒を物色していてついでに焼酎売り場を覗いたところ、詳しい店員がいて「基本的には同じなんですよ」と期間限定の泡盛を勧めてくれました。同じとは知りませんでした。で、「十年貯蔵古酒・海の邦」を買い求めたのですが、その後暖かくなったのでまだ未開封。今日は夕方に来日中のイリットさんから電話があり、夕食後梅田へ出かけました。大阪ステーションシティを案内したのですが、請われるままに10階まで上がるとオシャレな店やレストランがいっぱい。これまた知りませんでした。
寝屋川へ






−11月17日−
 10月28日の小欄に「桜の葉が色を失い」と書いたのですが、どうやら勘違いだったようで、昨今、桜や銀杏が見事に色づいてそのあでやかさを競っています。さて今日は例の進路ガイダンス。会場が寝屋川の高校ということで、北新地から片町線、おっと失礼、東西線と学研都市線に乗って星田駅まで行きました。放出から先は乗車した記憶がありません。車両の一番前に立って沿線をキョロキョロ。いつもの悪い癖です。会場の北かわち皐が丘高校では、模擬授業というよりミニ講演を2コマ。教師という職業の魅力みたいな内容です。
子供は変わる






−11月16日−
 「そんな授業(教材)だと子供の意識を〇〇するからよくない」というような意見を研究会などでよく耳にします。あたかもその授業の効果が絶対的であるかのごとき批判です。「授業を変える、子供が変わる」というキャッチがもてはやされましたが、それなら「変わった」眼前の子供も、いずれ新しい授業、教師‥に出会えば今後も「また変わる」はず。勿論、だからと言って日々の実践が刹那的であって構わないというわけではないのですが、子供は時に教師の「教え」を踏み越えて生成を繰り返していくもの。そういう視点も必要なのでは。
代名詞のある町





−11月14日−
 前項の頃安先生の講演でも感じたのですが、昨今鳴門では第九をめぐるさまざまな活動が活発になって、もはや「一番札所」や「渦潮」、「イモ・レンコン」を凌いで町の「顔」になりつつあります(小欄は第九よりも「第十」の方が好きなのですが‥)。宝塚と言えば歌劇、高知と言えば竜馬、西宮と言えば甲子園というように、これまでご縁があった土地にはみんな代名詞的なシンボルがあって、そういう町に住まうというのは幸せなことだとあらためて感じています。
ホームカミングデー






−11月12日−
 昨日はプレスティアでアイスコーヒーをいただいてからバスに乗り高速鳴門から鳴門西小学校経由で「かかし」へ直行。楽しみにしていた寄せ鍋で暖をとりました。今日は鳴教大のホームカミングデー。昨年度この催しの世話役をしていた関係もあって出席しました。溝上もと学長、社会系卒業生の田中先生(神奈川県・校長)や坂賀先生(徳島県・もと中学校)などにも会えて有意義でした。頃安先生による講演は鳴門と第九をめぐる文化の香り豊かな内容で、授業とか指導案とかいう話題はゼロだったので、清々しい印象がありました。
驚きをもって‥






−11月10日−
 トランプ候補当選は驚きをもって受けとめられているという報道を、小欄は驚きをもって受けとめています。だって、各種世論調査は接戦だと報じていましたし数日前にはVIXが急騰しました。どっちにころんでもおかしくない状況ならどちがころんでも驚くには値しないはずです。それはさておき驚いたのは、95円だ、株価急落だといわれていたのに、今日のドル円は106円近く、ダウも250円高。ホント世の中わかりません。合理的意思決定だの科学的社会認識だので社会を「説明」しようなんて人にはまことに都合の悪い現実が続いています。
食育・逆転の発想





−11月8日−
 野菜の高騰が続いています。そのあおりで給食の提供を一時見合わせる自治体も出てきました。これをとりあげてある全国紙のコラムは、「食で学ぶ季節の移ろいがあり世のならいがある。『食育』の言葉が定着した時代にその『教材』が子供たちの食膳に届かないのは何とも切ない」と書きましたが、届かないからこそ「なぜ」と問いかけてみるのも大切なこと。教材が教室に「ある」のではなく「ない」からこそ始まる学び。こういう逆転の発想はいかがでしょう。
日社学2日目






−11月6日−
 5時半から展望大浴場で沈思黙考。わが発表は午前の4番目でした。「久しぶりに小西節を聞きたい」などと言う変な(?)名誉教授がわざわざ顔を出したりしたので、教室はそこそこの「入り」になりました。質問した司会者に逆に質問するという暴挙もまじえて無事終了。午後は主権者教育に関する課題研究へ。一通りの発表が終わった休み時間、旧知の人と「ここで”提案”の本を売ったらバカ売れでガッポガッポ儲かったでしょうねえ。本を出すのが20年早すぎた」と語り合いました。16時過ぎ、早すぎる夕食をとってバスで青森空港へ。
日社学1日目






−11月5日−
 まじめに朝から発表を聞きました。暖房なし。昼は冷たい弁当。午後のシンポ会場にはさすがにストーブが入りました。シンポの発表では、再帰的地元主義の考え方に近い議論もあり発言したくもなりましたが、しゃべってしまうと翌日の発表内容と重なってしまうのでダンマリ。お楽しみの懇親会はすごい人出でした。挨拶されたり挨拶したりして小1時間いただけで別会場に移動。お茶小の先生方と鶴岡の南波先生が待つ郷土料理と地酒の店です。南波先生とは倉敷での授業づくりNWでの出会い以来もう30年ほどのつきあいです。
弘前へ






−11月4日−
 9:30甲子園発のバスで空港へ。JL2153。新潟上空で柿の葉寿司を開き「熱いお茶を」と注文したら「ありません」。ゲッ、CRJってそんなんだ! だからというわけではなく、これはいつものことなのですが、機内サービスのお菓子の余ったのを袋にいっぱい詰めてもらって青森着。名古屋便の連絡待ちとかでバスは40分遅れて発車。お城近くのホテルには15時10分ごろ到着。一流ホテル風のしつらえと首をかしげたくなるような不具合とが混在しているちぐはぐなホテルで、夕食会場はなく外の定食屋へ。でも最上階の天然温泉は秀逸。
懐かしい面々と






−11月3日−
 いかにも特異日らしい快晴です。昼前、レジュメをもとに発表の予行演習をはじめてやってみました。規定は20分ですが、ぶっつけでやったにもかかわらず所要21分。ばっちりです。おおいに満足して午後は神戸へ旧友に会いに出かけました。星陵高校時代の同僚で和田(舞子高校)、薮下(西脇北高校)、松田(会計事務所)の面々。懐かしいミュンヘンでビールと例によってから揚げををつまみながら、30数年前の若手教師時代の思い出や、それぞれのその後のあれこれを語りあいました。年末には「鍋でも‥」と約して別れました。
学会レジュメ完成





−11月1日−
 27日の項に「熟成完了」などと書いたにもかかわらず、その後も細かなミスが見つかり、最終的に「打ち止め」にしたのは30日の夜でした。昨日は昼前に修正とプリントアウトを終え、食後に印刷。学会からの指示は70部とあるのですが、そんなに客が来るとは思えないので50部だけ印刷して綴じました。それほど重くないので事前送付はやめて持参することにしました。スタートから4ヵ月ほどかかったこの作業もこれで一応終了。昨夜はめずらしく外食としました。