■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に
バグダッドの夕暮れ





−8月30日−
 寒がりの小欄は夏の少々の暑さも「まあ、寒いよりマシ」と受け流していたのですが、今年はさすがにこたえました。しかし今日は一転涼風。研究室に着いても、そのまま椅子に座ってすぐに仕事が始められるなんて、何日ぶりでしょうか。酷暑がいかにエネルギーの浪費をもたらしていたか! 大学付近(八尾AP)の最高気温は27度。決して涼しいわけでもないのですが、バグダッドの8月の夕暮れ、40度でも涼しく感じたのと同じ。人間の感覚なんて相対的ですね。
いつもの






−8月29日−
 ここ2週間ほど、喉に刺さった小骨ならぬ大骨、すなわち日本社会科教育学会の発表資料原稿の締め切り(2日)に悩まされ続けていたのですが、昨日その執筆にようやくとりかかりました。いつものことですが、ある程度中身のある文章をいざ書き始めるには巨大客船が始動するとき同様、相当なエネルギーが必要なのです。書き始めたら始めたで、これまたいつものように何とかなるもので、今日昼前に一応完成。いつものような達成感がないのがくやしいのですが、けじめは必要。ということでいつもの店に焼き肉を食べに行きました。
ノミュニケーション






−8月27日−
 ここのところ飲み会が続いています。先週土曜日には吉永先生と(神戸・六甲苑)、今週火曜日には太田先生と(鳴門・美波)、そして今日は金野先生と(梅田・咲くら)「冷たいもの」を楽しみました。ちょっと頻繁にすぎますが、それでもこういう飲み会で様々な立場の人から大学の経営、教育研究や学会の動向などを聞くのはけっして無駄ではありません。来週金曜日には小欄がはじめて教壇に立ったときの教え子となんと42年ぶりに西宮で会うことになっています。まったく別な業界にいる彼からはどんな人生が語られるのでしょうか。
無茶ですよ〜






−8月26日−
 附属学校には研究校、実習校、地域拠点校の3つの役割があります。研究校とくに研究開発学校に指定されたりすると、指導要領に必ずしも縛られない挑戦的な実践を試みることになります。少し前、某大学の実習生から、教育実習として、ある種の先端的な授業展開(注:小欄たちから言えば「今更」のシロモノですが)をするように指導されたそうです。しかしこれは無茶というもの。教育実習では教科書をきちんと教えられたらそれで合格、後で見て授業の流れがきちんと再現できるような板書が完成していたら合格。それでいいんです。
「総合」はるかなり






−8月24日−
 高校地理歴史科・公民科の新しい科目構成案が発表されました。前者には必修科目として「地理総合」と「歴史総合」ができるそうです。その内容を見ると「地理」では民族問題や環境問題、防災など「現代社会」に近い分野が中心になり、「歴史」では近現代を舞台に日本と世界のかかわりを中心にするそうです。おそらく両者の内容はいずれかなりオーバーラップして「社会総合」的なものになるでしょう。拙稿「社会科実践における総合化の二つの視点」が『社会科教育研究』に掲載されたのが1987年。あれから30年、時は流れて‥。
新ルートですが‥





−8月22日−
 1週間ぶりに大学へ。今日は初めて大阪教育大前駅から歩きました。急行が停車することもあって、これまでは河内国分駅を利用していたのですが、この酷暑、少しでも短い距離でということで方針転換。ただ、地図を見て目論んでいた最短ルートにそこそこの上り坂があることが発覚。やむなく遠回りをしました。どっちもどっちですね。研究室到着後20分は仕事になりません。裸同然の格好で汗を乾かして、事務処理と学会発表の資料整理にかかりました。
「集中」無事終了





−8月20日−
 集中講義は無事終わり、吉永教授らと例によって六甲苑で乾杯。今年はあまり疲れを感じずに3日間乗り切れました。理由は、あちらさんの都合(神戸大発達科学部のカリキュラム)をあまり意識せず、自分の趣味を遠慮なくぶつける感じで出し物を考えたから。おかげで履修生たちはとんでもない社会科教育論につき合わされたことになりますが、10年ぐらいたったら時限爆弾のようにその効果が出てくるだろうと期待しています。正真正銘の確信犯です。
神戸大・集中講義






−8月18日−
 阪神御影からのバスが神大にたどりつくまでに国道2号線、山手幹線、阪急神戸線を横断することは承知のうえで早めに自宅を出たのですが、想定以上に時間がかかり、若干遅刻。履修者は14名。会場は例年どおりあの懐かしいA-325。2時間目に新製品「衆議院総選挙とAKB選抜総選挙との決定的な違いは何か」を実施。こちらは想定通りかなりのインパクトがあったようです。4時間目はシミュレーションゲーム。全員首吊り状態になるはずのゲームなのですが結果は全員ハッピーエンド。想定外です。設定を変更しなければ‥。
キャラクター






−8月16日−
 昨日、盆休みの大学に出向いて頑張った結果、あさってからの集中講義のパワポがようやく完成。特徴はキャラクターが多く登場すること。授業の最初と最後に出るおなじみの「萌えキャラの萌えちゃん」、「女性教師」(2名)、「男性教師」、「はてな坊や」、「びっくり坊や」、それにどこからみても小欄の分身としか思えない「暴言小僧」あたりが常連です。これらのキャラクターには、小学校社会科教科書同様にそれぞれ役割が与えられていて、授業の進行や視点の転換、要点の明確化、学習内容の整理、補足などを支援してくれています。
勝敗の弁





−8月15日−
 2回戦で鳴門高校が強豪智辯学園を破ったということで徳島は大騒ぎ。もちろん拙宅に配達される新聞は「惜しくも智辯敗れる」という論調です。わが方良かれと思うのは人間世界の常で、国家間の戦争についても同様。勝てば大騒ぎ、負けたらやせ我慢か合理化。戦争が絶対悪とされているこの国では「惜しくも負けた」などという言明はご法度ですが、他国は必ずしもそうではないことは肝に銘じておく必要があるでしょう。本日、「終戦の日」とされている日。
京都へ





−8月13日−
 西宮に居を構えるメリットのひとつが、教え子や恩人など旧知の人たちと会うのに便利だということがあります。今日はその「再会第1号」ということで、京都に恩師の山田誠先生(京都大名誉教授)を訪ね、大ジョッキで久方ぶりの邂逅を祝しました。細かな、あるいは遠い外国の地名でもお互いすぐに通じ合える仲です。学生研修旅行の思い出から、大学のあれこれ、周囲の人々のその後など話題は尽きませんでした。文字通りあっと言う間の2時間半でした。
悲惨





−8月11日−
 昨日は最高の日でした。もちろんよくない意味で。タクシーを使って10時すぎ到着。同40分から入試説明会。11:20終了。11:30〜12:50個人情報保護委員会。あわてて惣菜を買いに行き13:40昼食終了。14:00〜14:40採用試験関係の会議。14:45〜15:10教授会、17:05〜17:40情報関係打ち合わせ、そして17:40から全学研修会。河内国分駅前で夕食をとって21時すぎ帰宅。今日はオープンキャンパス。またタクシーで出勤。3時終了。反省会をして解散。ふ〜。
新メニュー





−8月10日−
 来週からの神戸大学の集中講義の準備で例によってお尻に火がついています。今夏は鳴教大大学院の集中(小欄の自己紹介ページ参照)と同じように、各授業にそれなりのタイトルをつけ3日分をきちんとプログラムしてみました。鳴教大用のメニューの中からいくつかを学部「社会科教育」用にアレンジし、それに、「衆議院総選挙とAKB選抜総選挙の決定的なちがいは何か」「宇宙船にはなぜ6人しか乗れないのか」などのオリジナル版を加えています。
全体主義




8月8日−
 毎度のことですが、夏のオリンピックが始まると各TV局の番組は、声援を送らねば国民にあらずとばかりの全体主義的編成になってしまいます。NHKのBSニュースも脇に追いやられています。シリアはどうなった? トランプはどうなった? 尖閣はどうなった? これは日本だけの特異な現象なのか、それとどこの国でも同じなのでしょうか? 諸外国の様子をのぞいてみたいです。
実学もいいけれど






8月6日−
 私学はもちろんのこと、昨今は国立大学にも「実学重視」の波は押し寄せていて、教員養成で言えば、学部1年生段階から早々と採用試験対策が行われています。それが現実ですからあえて許容するにしても、将来教師になろうかという人たちが十分な高等教育を受ける機会を奪われているとすれば、これは構造的な問題でしょう。半年ぐらい海外を放浪してきた経験なんて、きっと教壇に立っても役立つだろうにと思います。教員養成は大学院(レベル)でのみ行うというのが、小欄のかねてからの主張です。夢のまた夢でしょうけれど。
研究者になろう






−8月4日−
 先日のオープンキャンパスの際のイベント的行事で一種の適性検査に挑戦するというのがあり、小欄も面白がって試してみたみたところ、6つの領域のうち「研究的領域」がダントツに低いという結果が出ました。なるほどよく当たるものです。で、たまには研究者らしく振舞わねばなるまいというわけで、今日は4丁目の大教大の図書館にほぼ1日こもって専門書を読みました。秋の日本社会科教育学会で自爆的発表をする予定なので、その資料確認のためです。久しぶりに社会科教育関係の書棚を見ました。懐かしい名前がいっぱい。
春、回想






−8月2日−
 今日は2月末以来の領収書類を大整理しました。つまり引っ越し関係のたとえば電気製品の配送状などもです。いちいち中身を確認しての作業ではなかったのですが、「よくまあやったなあ」と感慨ひとしおです。その忙しい春に神戸大学の課程認定書類の作成も重なったのですが、昨日、その修正指示が来ました。ここには明記できませんが「例によって」の修正指示。基本コピペで済むので大した仕事ではありませんが、気分はよろしくありません。さらに神戸大の「夏季集中」のシラバス(今春出した??)の未掲載も発覚。やれやれ。