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やっと‥






−7月31日−
 「集中」からもどった翌日、つまり一昨日は5時間目に試験監督、6時半から西宮で市内の現職校長さん、退職校長さんと銘酒を楽しむ会、そして十数年ぶりに酔っぱらってしまった昨日は朝からオープンキャンパスと、キツイ日程が続きました。昨日ははじめて駅から大学までタクシー。まあ、なんと楽なこと。オープンキャンパスはかなりの盛況で、夏休みに各大学をまわって見学するように指導している高校もあると聞きました。なるほどこれはいい仕組みです。行事は夕方まで続き、17時、トラ電車で帰宅。今日はやっと一日のんびりです。
ポケモン






−7月29日−
 ついにここまで来たか‥という感じです。特定の場所に行けばいいことがあるということで、そこにみんなが集まってくる現象を目にして、「ハーメルンの笛吹男」の寓話を連想した向きも少なくはないでしょう。国会では9条がどうの安保法制がどうのと議論しているようですが、ある意味もっと深刻な事態が人類社会全体を覆いはじめているようです。ところで、誰か「十字軍GO」を作ってシリア、イラクに配信してくれませんか。もちろんISのみなさんには無料でスマホプレゼント。‥と思っていたら、「シリアGO」というゲームが出たそうです。
「集中抗議」






−7月27日−
 関西福祉科学大学での本務は学部1年生対象の教科教育なので、おのずと暴言は封印することになるのですが、院生相手の講義となるとやはり本性が出て、しかもここぞとばかり欲求不満をぶちまけたものですから、すっかりアクティブティーチングになってしまいました。が、それなりに楽しんでいただけたようです。一部授業でしたが教職大学院からも聴講に来られましたが、さぞかしびっくり仰天の内容だったことでしょう。ただ、30コマ分の内容を半分に精選したため、あちこちに無理がありました。後期に向けて課題が残りました。
ありがたきかな






−7月25日−
 今日から3日間、鳴教大大学院(遠隔)で集中講義です。久しぶりに大学へ行くと、あちこちから声がかかり(人間以外も含む)、事務の方や学生ともしばし歓談。これは小欄が人気者だというわけではなく、ほんの100日ほどではありますが、時を経ての邂逅ゆえのいわば「時効」。夜は学長、副学長、学長補佐の御三方と「すし勝」へ。「先生がいなくなって淋しい」あげくには「戻ってきてくれますか」などというのはもちろん酒席ゆえの妄言ですが、「一番淋しがっているのはニャンちゃんたちかな」という指摘は、これはたしかに的を射ています。
早手回し






−7月23日−
 いわゆる改憲勢力が参議院議員定数の3分の2を1人上回ったのを受けて護憲派からは「平和憲法の危機」とか「9条を守れ」という声が出て、先日は都知事選の某候補者までが同様の発言をしていたのであきれました。憲法改正への賛否は国民が下すのであって、議員には発議権があるだけですから、「3分の2」で早手回しに危機を叫ぶのは、裏返せば国民不信を吐露していることにほかなりません。憲法論議となると、どうしてこうみんな感情的、イデオロギー的になるのでしょうか。冷静で広い視野からの憲法教育が待たれます。
今期の授業が終わる





−7月22日−
 お尻に火が付いたので、いつもより1〜2パターン早い電車で出勤。ありがたいことに甲子園で席を確保できました。2時間目。レポート、そのコメント、テストの答案、よかった解答例などを閉じたものを一人ひとりに返却し、答え合わせと説教めいた挨拶をして今期の授業めでたく(?)終了。午後は、集中のパワポ再編集に没頭しました。その12回分の授業のファイルを格納したタブレットと地元堅下のワイン(山下学長への土産)をかついで家路を急ぎました。
集中講義の準備






−7月21日−

 来週からの鳴門教育大学大学院(遠隔)の集中講義の準備を、1日遅れでようやく昨日のお昼から始めました。急に開講科目が変更になったので、大慌てでパワポの再編集にとりかかっているのですが、「少しでも面白く」などと余計なサービス精神で作り直しているものですから、昨日はようやく9コマ分とりあえずぶちこんだだけで帰宅。電車の待ち合わせ時間を利用していろいろ買い込み敗残兵のような格好で乗り込んだ急行がトラ電車で満員。悲惨。今日はその9コマ分の最終仕上げ。残りの3コマ分は金曜日の午後まわしです。

今更ですが






−7月19日−
 近鉄電車の車内には1両あたり16か所の広告スペース(扉上を除く)があるのですが、今ごろが勝負どきらしく、今日数えたらそのうち5つが私立大学のオープンキャンパスの広告でした。けばけばしい色合いや漫画調のものもある中で、わが福科大のそれはシックな色合いにもかかわらず結構目立つ好感のもてるデザインです。前任の大学では学生募集ポスターのデザインを何度も手掛けてきたものですから、各大学の創意工夫には興味が惹かれます。電車通勤をしていたら、もっと面白いアイデアが浮かんだかもしれません。
成績処理






−7月18日−
 出張のあとが休日というのは実にゆったりします。とは言うものの今日は、先週の試験問題の成績処理(単純な採点は学会の合間に休憩室ですませていました)に半日を費やしてしまいました。採点は答案のコピー上で行い、本物の答案には記述式の部分の点数のみ記入しています。つまり答案を返却されても、解説を聞きながら記号解答部分を自己採点していかないと合計点や最終評定がわからないという仕掛け。試験というのは事前の勉強と事後の振り返りこそが重要なのです。50点だ、80点だと数字ばかり見るのは愚の骨頂。
地図はあったのですが






−7月17日−
 昨日は、地下鉄駅から早大の国際会議場(厳密にはそういう名称の建物は存在しない)まで10分足らずのところ、迷いに迷って小1時間。学長補佐時代に何度も訪問していただけに「勝手知ったる」がかえってアダになりました。ところで、自身の不覚を棚に上げてあえて一般論として言えば、案内地図の作成というのは能力というよりもセンスの問題で、素人が作ると情報ばかり多くて役に立ちません。小学校社会科でも地図への書きこみや地図の読み取りはやりますが、地図そのものを作らせることはしません。よほど難しいのでしょう。
学会の効用





−7月16日−
 早稲田大学で開催された日本国際文化学会に参加しました。最近、この学会のスタンスと小欄の趣味との乖離が目立つので、3月で脱会したのですが、研究大会には顔を出します。というのは、自身の問題関心と直接交差するような発表などなくても、会場に身を置くことで、感服、当惑、ときに激怒のような感情が通り過ぎて行き、それがある意味触媒となって錆つきかけた思考の歯車が動き出すのです。夜は池袋でイタリアン。22時、人形町のホテルに帰還。
試験、上京






−7月15日−
 2時間目テスト。内容は平易なものですが、「知識・理解を問う問題」のように出題意図や評価の観点を明らかにするなど、かなり丁寧に、換言すればテスト問題とはこういう風に作らねば‥という見本を提示するつもりで出題しました。教育実習では、授業後にテストを作ってみて相互検討するような時間的余裕などありませんから、学生は作問に関する訓練をほとんど受けないまま現場に放り出されるわけ。考えたら恐ろしいことです。終了後、近鉄アーバンライナーと「のぞみ」を乗り継いで品川へ。新幹線での上京は何年ぶりかな?
箕面へ





−7月14日−
 先日の東住吉総合高校に続いて、進路ガイダンスボランティアの第2弾ということで、今日は箕面自由学園高校へ行きました。阪急沿線ですからこのあたりは我が家同然の地域です。内容は先日とちがって、「大学でやっている授業を模擬授業的にやれ」ということだったので、例の「ダイコンのタネ」と命のつながりの授業をアレンジした特別メニューを用意しました。ただ、パワポが使えなかったのが残念でした。昼過ぎ終了。午後は明日からの出張の準備。
試験問題





−7月12日−
 七転八倒の末に、ようやく(期末)試験の問題が出来上がりました。いま担当しているのは教科内容の授業ですが、テキストとして使っている社会科教科書の中身をそのまま出題したら小学生相手のテストになってしまいますし、あくまで教科内容ですから授業構成や指示・発問などを問うわけにもいかず‥‥。受講生の取り組みの程度をある程度反映しつつ、そこそこの平均点にもっていくには神技が必要です。受ける側の学生はこんな苦労知らないだろうな。
逆転の発想





−7月10日−
 今日行われた参議院議員選挙では、徳島と高知が1つの選挙区でした。両方の県で生活してきた経験から言えば、まったく風土の異なる両県を合区するなんて無茶もいいところ。しょせん四国は「4つのクニ」です。それにしても、律令時代・国郡制以来のクニの残影のなんと根強いことか。広島県なら安芸と備後、愛知県なら尾張と三河。それぞれ風土の違いがくっきり。いっそのこと合区ではなく、逆に県を解体してクニごとに選挙区を作ったらどうでしょう。
「44人目」の結果





−7月9日−
 6月28日の項で紹介した「44人目」を提案するというレポートを、今日、自宅で読みました。推薦された人物としては同数1位で坂本龍馬と杉原千畝、2位が千利休。以下マッカーサー、松尾芭蕉などが続きました。「票」はずいぶん割れたので、突出した「当選者」はいませんでした。1人でしたが、八田輿一を挙げていた学生がいて感心しました。残念だったのは、「小学校6年生の歴史単元として取り上げる人物」という大前提を看過した提案が多かったことです。
授業は終わったけれど





−7月8日−
 前項の新しい道は桜並木があったりして雰囲気がよく、所要時間も変わらないので、昨日から通勤経路をこちらに切り替えました。さて今日は授業の実質的な最期。6年生の後半の内容確認ののち、政治単元のトピックとして「最古の憲法」、国際単元のそれとしてエルトゥールル号の話題を紹介しました。次回はテスト、22日の最終回が振り返りです。もっともホッとしておれません。今日はレポートを回収したので、その採点が大変。試験問題のツメも‥。
錯覚






−7月6日−
 大学の敷地に沿って川と道路が走っていて、その道路と直角の道を北上すると線路際を進んでほどなく駅に到着します。毎日の通勤経路です。一昨日、前の川沿いの道を行っても駅に達すると聞き、半信半疑でしたが、今日出勤の際、見当をつけて歩いてみたら見覚えのある景色にたどり着きました。2つの道の双方が軽くカーブしているので、大学の前の川はじつは駅前の川と同じだったのです。かつて3年生の教科書にこういう空間認識の錯覚の面白さに気づかせる記述を載せたのですが、まさか自分も錯覚していたとは。無念!
バーチャル船室






−7月4日−
 先日、最新型のクルーズ船を紹介する番組を見ました。「ついにここまで来たか」と驚愕したのが、内側船室の設備。なんと、壁一面のディスプレイに外の海の様子が映し出されるというのです。安い料金で海側船室と同様に外の風景が楽しめるというわけで、窓のない圧迫感を減じるにはいい工夫かもしれません。しかしねえ、と小欄は考え込んでしまいます。人類の知的未来にとって、これは「進歩」だと言い切れるのかどうか。学校教育現場でも同様です。バーチャルなるもののもつ有用性と危険性について、もっと考えなくては‥。
1票の怖さ






−7月2日−
 英国の国民投票の「意外な」結果の影響が世界中を駆け巡っています。一番興味深かったのは、「まさかこんな結果になるとは思わず気軽に投票してしまった」とする離脱派?の反省の弁。やり直しがあったら次は「残留」に投票するという声も。つまりは「1票の怖さ」を如実に物語る現象です。わが国では、降ってわいたように主権者教育の必要性が叫ばれていますが、この一件は「投票の大切さ」を強調する恰好の材料ではあるでしょう。しかし民主主義が民衆主義である以上、投票率が上がっても同様の騒動はなくならないでしょう。