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| ■ 教育直語 過去の研究室日誌へのリンクは最下段に |
■こんな行事もあるんだ
−6月30日− |
府立東住吉総合高校へ進路ガイダンスのお手伝いに行ってきました。大学関係者を呼んでいろんな進路情報を語らせたいという高校側の要求と、将来の受験生確保に期待を寄せる私学の願いとをマッチングさせる業者がいて、その企画行事に駆り出されたわけ。こういう業者が存在することを初めて知りました。業者はそれなりの収入があるでしょうが、話す方は全くのボランティアです。25分×3回、久しぶりに高校生相手にそれなりに楽しくお話ししました。 |
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■43人目
−6月28日− |
春学期(前期)の授業も大詰め。今週と来週の2回が済むとあとは試験とその振り返りのみ。なにしろ初めての内容なので、自己評価としては55点ぐらいのデキ。しかしそれなりに何とか感触はつかめてきました。歴史単元はいちいち内容解説するのもおかしいのでレポート課題にしました。指導要領に例示された人物以外に43人目を選ぶとすると誰がいいか。いかにも小欄らしい設問です。評価の観点もしっかり明示したので、うかつなことは書けないでしょう。 |
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■一夜明けて
−6月26日− |
英国のEU離脱決定で世界中大騒ぎ。早速、国民投票やり直しの請願が出てその数200万超。興味深かったのは、昨日の日経の指摘。「国民投票は世論がおおむねまとまっているときの最終確認に向いた合意形成手段である」。もちろん代議制に問題がないわけではないのですが、すぐに直接民主制に走りたがる風潮への冷徹な反駁でしょう。学校では当然、民主主義の大切さを教えているのですが、「みんなのことをみんなで決める」のはずいぶんと困難で時に危険なこと。民主主義すら疑ってかかるという知的作業が求められます。 |
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■国土単元
−6月24日− |
出張あけ。梅雨空のせいか妙に疲れが出ています。おまけに昨朝は大雨洪水警報が出るという悪条件が重なったので、自主代休(本学には出張の代休という制度がない)として、持ち帰っていた資料をもとに授業準備をしました。来週分はなんとかなりました。今日から授業は「5年生」。国土単元のトピックとして「雪国のくらし」(上越出張のときに写した写真を中心に)、「国旗」(パラオとバングラデシュ)」をとりあげ、「あたたかい土地」の話題として鳴教大「総合演習・八重山研修」の学生制作ビデオを視聴しました。懐かしかった! |
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■離脱か残留か
−6月23日− |
今日、イギリスの国民投票。小欄には、賛否それぞれの主張を論評する能力などありませんし結果の予想もつかないのですが、「文明論的に言えば」などと思いっきり気取って書けば、今回の結果がどうあれ、いずれEUは瓦解の方向に向かうような気がします。グローバル人材の育成とかグローバル教育とかいう威勢のいい掛け声とは裏腹に、ルペン、五つ星運動など、世の趨勢が共同体志向に向かっているのは確かなようなのです。それを「ゆりもどし」と評すべきか、「新たなステージ」と評すべきか、もちろん判断はしかねますが。 |
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■しばし、感傷(続き)
−6月21日− |
体験(活動)の本当の意味や評価は、数十年の「時」を経てあぶり出しのように立ち現われてくるものなんだろう‥というのが、17日の感傷的な文章の真意です。夜汽車の思い出も山小屋のあれこれも、小欄の現在の思考のどこかに息づいているはずです。昨日も昨日とて、近くのイスラエル料理の店でマスター(彼も自爆テロに遭遇したらしい)と、「少々死人が出ても感じなくなるよねえ」などと不謹慎なおしゃべり。さて、翻って、べつに彼らを責めるわけでもないのですが、50年後、スマホ族の脳裏にはどんな風景が去来するのでしょうか。 |
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■帰路
−6月19日− |
午前の発表終了後、金野先生と帰路につきました。さすがの?小欄も、上越妙高駅を通る新幹線をうっかり上越新幹線と言ってしまったことがあります。上越線の「上越」と上越市の「上越」とはまったく意味が違っていて、このことは次回の講義で話題にしようと思っています。この市名には反対が多かったそうで、たしかに「頚城市」の方が理屈は通っています。もし頚城市になっていたら、大学も頚城教育大学になっていたのかな‥などと考えながら、はじめてのE7系北陸新幹線の走りを楽しみました。金沢まで1時間。信じらんな〜い! |
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■学会の朝、学会の夜
−6月18日− |
「懇親会はどうされますか」と受付の学生が聞いたので即答。「今夜はAKBの総選挙だ。懇親会に出ている場合か」。ちょっと可哀想だったかな。それはともかくその会場が新潟市とあって地元紙は大興奮。総選挙と18歳選挙権の話題が見開きになっている紙面があり、これは研究材に使えると思ったので、コンビニで新潟日報を買い求めて大学に向かいました。学会終了後は、鳴教大の金野先生、上教大の阿部先生と駅前の小料理屋へ。「あんな実践、20年前にやってたよな」と辛口批評を肴に、粋な料理と新潟の地酒を楽しみました。 |
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■しばし、感傷
−6月17日− |
名古屋まわりで長野に向かいました。小6の春以来のさまざまな旅のシーンが脳裏をよぎりました。<冠着トンネル=臨時準急「彩雲」の車内は煤煙で窒息寸前、塩尻駅=「いま機関車を探しています」「ん?」>‥。37年ぶりに訪れた妙高・杉野沢。村はさほど変わらず、大きな杉の木も神社もそのまま。ただお世話になった民宿「柏屋」のところだけはポッカリと更地に。聞けば「3年前に東京に出て行ったよ。そうそうアッちゃんもねえ」。残念‥、もう少し早く再訪するべきでした。あの家族にあれからどんな人生があったのでしょうか。 |
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■僅差
−6月15日− |
近く実施のEU離脱か残留かを問うイギリス国民投票は大接戦。アメリカ大統領予備選はトランプとクリントンが大接戦。民主党内でもクリントンとサンダースが僅差。ペルー大統領選も僅差。こういう状況だとどちらが勝っても「あと」が大変。と思えばスペイン。連立構想が次々破たんして、また総選挙。こちらもお先真っ暗。民主主義の難しさが露呈しはじめています。「選挙」「多数決」だけで世の中うまく行くとはかぎりません。「それ以前」が問われている? |
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■おこしや祭り
−6月14日− |
今日はたまっていた『教育PRO』4冊を一気読みしました。小欄ほど悲観的ではないにせよ、ALについて近似した見解少なからず。午後、「おこしや祭り」を見に行きました。十日戎とはケタ違いの小さな祭りですが、全国の戎神社の元締めである西宮神社の由来にかかわる意義深い祭りです。人出が多く巫女さんの舞をほとんど見ることができなかったのが残念ですが、小一時間参列した甲斐あって、冷たい甘酒のふるまいを受け、びわをもらって帰りました。 |
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■日曜なのに
−6月12日− |
5月22日は別府、29日はオープンキャンパス、6月5日は村田理事(まだこの呼称のまま)と飲み会というあんばいで、今日の日曜日は久しぶりに在宅でした。と言っても仕事とそれ以外の区別がつかないのはいつものことで、今日も講義の後半部、つまり5年生の国土単元から6年生の国際単元までのおおまかな流しを作りました。15コマの枠内に評定のためのテストやその振り返りを含みこむことにしたので、少々窮屈。歴史単元はレポート課題としました。 |
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■AL補足
−6月11日− |
今週はアクティブラーニングについて書いたのですが、少々補足。アメリカで「講義と大差ない?」という話になったのは、どっちみち、一定期間での知識や技能の習得に限っての話でしょう。でなければ、そもそも実証調査できるわけがありませんから。「それは本旨ではない」という声がわが国では聞こえてきそうですが、生活科にしても総合的な学習の時間にしても、結局、本質に正対せず、従前の学力観の呪縛から逃れていないかたちだけの実践が続出しましたから、ALについてもホイホイと浮かれる気分にはなれそうにありません。 |
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■ドラキュラ
−6月10日− |
47都道府県の学習の導入では、各県の特産品(おもに食べ物)を示した日本地図を提示して子供の関心を引くという手法が一般的です。以前、教科書編集をしていたとき、「一つの食品の県ごとのバリエーションを見せるのはどうか」と提案し、取材にまで行って「ご当地アイスクリーム地図」を作ったのですが「教室騒然で授業にならない」とボツ。そのリベンジとばかり、今日の講義で、ご当地アイス当てクイズをしたら大ウケでした。ササニシキアイス、うなぎアイス‥。ちなみに有名な「ドラキュラ・ザ・プレミアム」は、さすがに正解者なし。 |
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■ALAさもありなん
−6月9日− |
アメリカからメール。アクティブラーニングと講義型、どちらがいいか実証研究中とのこと。いかにもアメリカらしい! 分野や学校種によっても結果は異なるでしょうが、「どっちも変わらない」というのが今のところの結論だそうです。教育は他産業と比べて技術革新や生産性などとは疎遠なので、時折何かイベント的な政策をぶたないと上も下も不安なのでしょう。そういえば、シラバスづくりは本家アメリカではもう下火という報告を新聞で読んだことがあります。急いで付言しますが、ALも自然なかたちで広まれば、それはそれで大歓迎。 |
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■本物
−6月7日− |
今日の研修日は、都知事を見習ったわけでもないのですが、小欄にしては本当に珍しく、美術館へ鑑賞に行きました。いつもは途中で乗り換える快速急行にそのまま座って終点の奈良へ。本物の芸術作品に向き合うことができて大満足でした。ネット空間に浸りきっている若者にもぜひこういう経験をしてほしいものです。そういえば、以前受講生を石垣島に連れていったとき、「海の色が本当に青かったのでびっくりしました」と書いた女子学生がいましたっけ。 |
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■AL@そもそも論
−6月5日− |
そもそもアクティブでないラーニングがあるのでしょうか。アクティブとはどういう状態か、ラーニングとは何かという概念の共有なしに、例によってイメージが先行しています。以前高知で見た授業。教室は静まり返って時折子供が思いつめたように発言する、また静寂、また発言。素人目には「なんだ、これでも授業か」となるでしょうが、この静寂は子供たちが心底真剣に考えている結果なのです。ところで、最近知った某私立高校の生徒募集ポスターのなかの文言。「アクティブラーニング始めます」。じゃあ今までどんな授業やってたんだ! |
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■トラ
−6月3日− |
甲子園で試合のある日の夕方は、阪神電車に乗っていると多くのトラに遭遇します。先日は外国人(欧米系か?)のグループに出会いました。数人は例のトラファッションでした。球場に入れば、民族も国籍も宗教もぶっ飛んでしまい、六甲おろしの大合唱でしょう。それはまさにコミュニタス空間そのもの。テレビで見ればいいのにわざわざ球場に集い、熱狂するトラたち。その光景は前項で触れたスマホ人とはある種対極に位置するそれのように思われます。 |
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■いささかの共感
−6月2日− |
「もう一年以上、電車に乗ったことがない。(中略) 理由は一つ、スマホ人の群れを眼にすると吐き気が催されてならないことだ。(中略) スマホ人は人間心性のプライヴァタイゼーション(私人化)の極致で生きている。彼らは一人ずつ小さな砂粒となって、しかし皆して寄り集まって、巨大な砂山となっている。しかし砂山は、ひとたび風が吹けば、集まりとしては一夜にして姿形を変えつつ、個々の粒子としては次々といずこへともなく飛んでいくにきまっている」。いえ、小欄ではありません。もと全共闘のN氏が雑誌に書いていたことで‥。 |
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